2008年11月23日日曜日

葬儀の費用はどれくらい ?

11月初め、母が亡くなった、90歳だった。 
本人が常々口にしていた通り、元気に生きてポックリと言う逝き方であり、見事な人生の幕引であった。

長い間、独り住まいだったので、何処に何があるのか、銀行通帳はあるが、印鑑がどれだか分からない、銀行カードはあるが、暗証番号が分からない。
年金手帳は? 一体親しかった友達は誰で、連絡先は ?  分からないことだらけで、右往左往する。

一方では、葬儀屋さんのペースで告別式の手順や葬儀会館の予約などがどんどん決まってゆく、火葬場の予約が決まると自動的に、葬儀、通夜などそれを主催する我々の都合など関係なく設定されてゆく。
又、墓のある寺院の僧侶についても、通夜から、葬儀、初七日、満中陰、まで流れ作業のように決まる。
墓碑に刻む戒名を石屋に依頼し、文字の確認や、日程のスケジュールも自動的に入る。
その間、葬儀に呼ぶべき人の選定は我々に残される、母の場合は専業主婦だから、友人関係が分からないので、連絡のしようがない。
家族葬にして密葬にするのか、家族を何処まで含めるのか、あの人は呼ぶべきかどうかなど、決め切れないことが多いのに、じっくり検討する時間が与えられないので、いらいらが募る。

通販で頼んでいた品物が突然届いたり、給食をお願いしていたところへ断りを入れたり、普段御世話になっていたヘルパーさんや、地域福祉事務所への電話連絡、母の手帳にあった謡曲や詩吟の先生、仲間を捜し当てて連絡したり、やることが山のように次々襲ってくる。
葬儀屋さんのペース、お寺さんのペースでスケジュールが設定されてゆくのは、その世界に無知な我々にとって、限定された期間の中での効率的な進め方に違いないと思う。

しかし、問題はそれらの値段である。
添付に、今回掛かった費用一覧を作成してあるが、どれ一つとっても納得のできる価格ではない。
そもそも葬儀内容について世間での価格が分からない限り、妥当性の検討は出来ないが、どう考えても値段が高すぎるし、こちらにほとんど選択の余地がない。

お寺さんの値段にしてもそうだ。 
生前、自ら墓地を故郷からこちらに移し、住職とも親しかった父母の意向を慮ると、結局はお寺さんの言うがままの費用を飲まざるを得ない。
最近では檀家寺が無く、葬儀の時だけ葬儀屋さんに僧侶を紹介されるケースが増えているそうだ。
そうなると、僧職者は本当に葬儀のセレモニー担当者のようになってきているのかも知れない、それにしてはお金が掛かりすぎる。
葬儀の費用内容はこちらから
この内容は、サービスメニューの中で高価なものでは全く無い、むしろ安いものを選んだつもりだ。
逆にこれ以上安くは出来なかった感じがする。 これは世間一般常識から言って妥当なものだろうか。

1 件のコメント:

kurino さんのコメント...

 石田さん、ご無沙汰しています。栗野です。以前NPO法人グリーンライフを設立されたとお聞きしましたが、その活動とこれとは別ですか。
 コメントは非公開のようなので私のアドレスを連絡いたします。(非公開でない場合はこの段落以後を削除しておいてください)kurino@liaison-q.com
 石田さんのアドレスをお教えいただくと今後はメールでのやり取りができると思います。